投資スタイル

【2021年度】NISAで保有したい銘柄。配当利回り重視?株主優待重視?

 こんにちは麒麟です。

2020年はコロナ禍に始まり普段の生活が制限されたまま終わります。

 コロナ禍により各方面で需要が低迷し、経済活動が停滞すると思いきや、株式市場に大量の資金が流れ込み、日経平均は連日過去最高を更新し続けるなど、株式市場は元気ですね。

 さて、来年からはNISA口座がリセットされ上限120万円が新たに開放されますね。皆さんは何を買いますか?

 ここでは、NISA口座で保有したい銘柄についてNISAの特徴とその特徴を最大限生かせる銘柄選定についてご紹介します。

NISA口座の特徴

 NISAについて簡単におさらいしておきます。NISAとは株式などの資産を保有しても、売却益や配当金に対して課税されない制度を指します。

 課税されないと聞くとメリットだらけの様に思われがちですが、NISA特有のデメリットもあるため、それらをしっかり理解しておく必要があります。

 以下NISAのメリットデメリットをまとめました。

メリット

・NISAで保有する銘柄の売却益、配当金に課税されない

・5年間NISAで保有でき、それ以降もロールオーバーが可能

デメリット

・損益通算ができない

・繰越控除ができない

・積立NISAとの併用はできない

・貸株ができない

日本株、米国株問わず、売却益と配当金に対して約20%の税金が引かれることになります。

 例えば、JTの株を100株NISA、特定口座それぞれで保有していた場合の配当金はそれぞれ年間15,400円、12,272円で、実に3128円の差があります。

米国株は更に10%追加で課税されますから、この差は長期的に投資していく上でかなり大きな差ですのでNISAを利用しない手はありません。

 しかし、NISAにはデメリットもありNISA口座で保有していた株をマイナスで売却した場合も、課税対象となりません。

 また、NISAでは貸株もできません

 貸株は株式投資をする上で重要な収入源と言えます。長期保有する資産のによる収益を最大化することができるためです。

楽天証券の貸株サービスがおすすめ。塩漬け株を有効活用できるが、貸株金利の高さで銘柄選定は危険塩漬け株や非NISA株で長期保有する株式は、基本的に持っているだけで働いていない株式で貸株金利を得ることができます。貸株金利は貸している株式の時価総額に金利がかかるため、時価総額が高い程金利は多くなります。...

 その貸株がNISA保有の銘柄ではできないのは痛い所です。この様にNISAって意外とデメリットが多いんですよね。


NISAで保有したい銘柄は?

 ①配当金が非課税②貸株ができないという大きな2つの特徴から、NISA口座で保有したい銘柄は以下の様な銘柄です。

・配当利回りが高い銘柄

・増配銘柄

・株主優待のグレードアップ条件が長期保有である銘柄

 順に見て行きます。

配当利回りが高い

 前述の通り売却益、配当金の金額に応じて一律20%程度が課税されるため、配当利回りが高い程、よりNISAの恩恵を受けることになります。

 例えば100株でそれぞれ50円、100円の配当を出す銘柄があるとすると、特定口座で保有するとそれぞれ10円、20円が税金として引かれることになります。

銘柄A

配当金:100円(100株)→20円税金で引かれる

銘柄B

配当金:50円(100株)→10円税金で引かれる

 当然100円配当を出す銘柄をNISAで保有していた方がお得ですよね。NISA口座で保有していた方がより税金を引かれにくい、という表現がしっくりくるかもしれません。

 ちなみにJTは利回りが驚異の7%を超える高配当銘柄です。

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増配銘柄

 これは特定でも言えることですが、増配銘柄をNISAで保有している方がより非課税の恩恵を受けられます

 例えば、銘柄A,Bそれぞれ100株で同じ配当金50円を出す銘柄があるとすると、Aは増配、Bは現状維持とすると当然銘柄Aの方が利回りが良くなるため、税金が引かれにくくなりますね。

 例えば、三菱商事や三井住友フィナンシャルグループの様に、累進増配を宣言している銘柄がこれに該当します。

三菱商事

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各企業HPのIR情報の項目で確認できます。


株主優待のグレードアップ条件が長期保有

 株主優待を出す銘柄では、長期保有してもらうことを目的として、グレードアップの条件を付けている銘柄があります。

 例えば、リース業大手のリコーリースは株主優待で4000円分のクオカードが貰えますが、3年以上継続保有で5000円分のクオカードにグレードアップします。

リコーリース(8566)の株価・銘柄分析。21年連続増配中で株主優待のクオカードも魅力の銘柄リコーリース(8566)は配当利回りが3.16%(12/4時点)と平均的ですが、株主優待で100株保有で最低3000円のクオカードが貰えます。...

 別に特定口座で保有していても変わらないじゃん!と思われるかもしれませんが、前述の通りNISA口座で保有する銘柄は貸株ができません

 貸株は長期保有前提の銘柄を遊ばせずに、無駄なく金利を得られる優れた仕組みです。

 貸株金利自体は楽天証券の場合だと0.01%程度と決して高くありませんが、ほぼノーリスクで金利が得られるため利用しない手はありません。

 リコーリースの様な株価が3000円前後の銘柄は、貸株金利も無視できない金額になるため、株主優待のグレードアップのために貸株しないのは非効率ですからね。

 貸株中の銘柄は保有権が証券会社に移管されるため、保有期間としてカウントされないため、資産評価額の高い銘柄は極力貸株に回したい所です。


NISA口座で保有したい銘柄案

 以上のことからくどい様ですが、NISA口座での保有に適した銘柄の特徴は以下の3点です。

配当利回りが高い銘柄

⇒JT、三菱商事、三井住友フィナンシャルグループ、ソフトバンク、オリックス等

増配銘柄

⇒三菱商事、三井住友フィナンシャルグループ等

長期保有で株主優待のグレードアップ条件がある銘柄

⇒オリックス、リコーリース、日本管財等

 これらの条件に合致する銘柄を8銘柄独断と偏見で選んでみました。

 上から配当利回りの高い順に並べています。こうやって見ると目立った減配が無く、高利回り&優待有りのJTは別格ですね。

 また、株主優待の充実度も考慮するとオリックス、KDDIのバランスの良さも捨てがたいです。

オリックス

オリックス(8591)は連続増配は10期でストップも優良高配当&増配銘柄。株主優待も魅力20年度は配当金を維持(76円/1株当たり)していますから、配当性向は当然の様に上がります。それでも配当性向も36.4%のため、配当余力も十分に残しています。コロナショック後に業績が再び上昇すれば増配も見込めます。...

KDDI

KDDI(9433)は高配当&増配が見込まれる優良ディフェンシブ銘柄!5Gや他事業開拓で収益性高いKDDIは利回りが3.65%と高配当で配当性向も40%前半と配当余力をまだまだ残しています。また通信業は参入障壁の高い分野で、通信料金という固定収入があることが大きな強みがあり、コロナショックでもびくともしない収益体制が魅力的です。...

 それぞれに合致する銘柄として①配当利回り&増配重視②株主優待も考慮の2パターンで案を作ってみました(12/28時点の株価ベースで算出)。

 株数はNISA購入枠120万円の歩留まりが最小となる様にしています。

①利回り&増配重視型

 配当利回りと増配見込みを重視した案です。年間配当73,600円が非課税で入ります。

 リスク管理の観点で、一極集中はせず銘柄、セクターを分散しています。

②株主優待考慮のバランス型

 株主優待充実を考慮した案です。年間配当53,100円が非課税で入ることに加え、株主優待分が別で貰えます。①と比較して年間配当で2万円程度差がつきますが、優待分でその差は縮まり、長期保有でグレードアップし更に縮まります。

 リターンのみを追求すると①に軍配が挙がりますが、株主優待が充実していると投資をしている実感が湧くので、どちらを取るかは個人の好みですね。

 極端な話リターンを現金で欲しいか物で欲しいかですね。私は現金派なので①を選びます。


まとめ

 ここまでNISA口座の特徴と、その特徴を生かせる銘柄選定についてご紹介しました。

 まとめると以下の通りです。

NISAのメリットとデメリット

メリット

・NISAで保有する銘柄の売却益、配当金に課税されない

・5年間NISAで保有でき、それ以降もロールオーバーが可能

デメリット

・損益通算ができない

・繰越控除ができない

・積立NISAとの併用はできない

・貸株ができない

 その上でNISAで購入したいおすすめの銘柄の特徴は以下の通りです。

NISAで買いたい銘柄

配当利回りが高い銘柄

⇒JT、三菱商事、三井住友フィナンシャルグループ、ソフトバンク、オリックス等

増配銘柄

⇒三菱商事、三井住友フィナンシャルグループ等

長期保有で株主優待のグレードアップ条件がある銘柄

⇒オリックス、リコーリース、日本管財等

 まもなく年が明け2021年を迎えます。日経平均とは裏腹に日本経済は先行き不安だらけですが、将来に向けて投資し続けるスタンスです。

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 NISAをうまく活用して資産の最大化を図っていきたいですね。

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