投資スタイル

株式への投資をメインとし、債券、不動産などへ分散投資するスタンス

 投資のスタイルと言えども、独身、家庭持ち、子供が独立後等、置かれる状況に応じて様々だと思います。

 家族持ちサラリーマンである私が投資する目的は、1年でも長く自分自身が健康である時間を確保するために、定期的かつ確実な収入源を確保することです。

 そのために減配リスクの低い高配当銘柄への継続的な投資を基本スタンスとし、生活に支障が出ない範囲で投資を続けています。

 投資先としては、株式の他にも債券、不動産、金などがありますが、特性上投資先の企業の成長に応じて株価が上昇し、配当金も上昇することから、株式への投資が最も利回りが大きくなりやすい特徴があります。

 ですが、株式はリーマンショックなどの金融危機や、東日本大震災の様な自然災害時に大きく株価が下落しやすく、長期的に資産運用をしていく上では決して安定的とは言えません。

株式への投資をメインに分散投資

 私の場合、株式は日本個別株、米国個別&ETFへの投資をメインとしています。

日本株

 日本株は配当金を目的とした高配当&増配銘柄への投資を基本的なスタンスとしています。

 その高配当&増配銘柄の定義は以下の様に設定しています。現在私のポートフォリオの中で以下全てに当てはまらない銘柄も中にはありますが、基本的には以下指標を満足する銘柄を保有します。

 また、日本株だと投資先企業によっては株主優待を受けることができます。例えば私も投資している高配当銘柄だと、オリックスやKDDIだとカタログギフト、積水ハウスだとお米が株主優待で貰えます。

オリックス(8591)は連続増配は10期でストップも優良高配当&増配銘柄。株主優待も魅力20年度は配当金を維持(76円/1株当たり)していますから、配当性向は当然の様に上がります。それでも配当性向も36.4%のため、配当余力も十分に残しています。コロナショック後に業績が再び上昇すれば増配も見込めます。...
KDDI(9433)は高配当&増配が見込まれる優良ディフェンシブ銘柄!5Gや他事業開拓で収益性高いKDDIは利回りが3.65%と高配当で配当性向も40%前半と配当余力をまだまだ残しています。また通信業は参入障壁の高い分野で、通信料金という固定収入があることが大きな強みがあり、コロナショックでもびくともしない収益体制が魅力的です。...

 株主優待は米国株には無い日本株ならではメリットであり、私のスタンスとしては配当金が目的のため株主優待はあくまで「おまけ」として捉えていますが、やはり貰えると嬉しいものですし結果として利回りを上昇させることになりますからね。

米国株

 米国株はETFをメインに個別株を織り交ぜる形でポートフォリオを組んでいます。とにかく米国銘柄は株主還元の意識が日本とは比較にならない程高く、連続増配企業も数多くあります

米国株に投資するべき理由。日本と比べて株主還元の意識が高いアメリカの企業は「会社は株主のためにある」が基本的な考え方です。この考え方は配当を得る権利を株主が獲得してから配当金が支払われるまでの期間が短いことにも表れていると言えます。...

 ETF(Exchange Traded Funds)とは、上場投資信託のことを指します。ETFは日本だと日経平均株価、米国だとNYダウ等の指数に連動するように運用される投資信託の一部です。

 ETFの何が良いかと言うと、1つのETFで様々なセクターや国と地域の株式や債券に投資&運用するため、投資の基本である分散投資を手軽にプロが運用してくれるメリットがあります。

 特に米国は魅力的なETFが多く、信託報酬(プロによる運用経費)が安い銘柄が多いことが特徴です。

 また、米国個別株についてもエクソンモービル(XOM)やAT&T(T)など高利回りかつ増配年数が多い企業や、利回りが10%を超えるエイリス・キャピタル(ARCC)など魅力的な企業が多く、資産運用としては魅力的なマーケットです。

【ARCC】エイリス・キャピタルはリスク有るが配当利回りは10%超のBDC銘柄!コロナショック等の株価下落時に購入したいエイリス・キャピタル(ARCC)とは、BDC(Business Development Company)の最大手で、新興企業や中堅企業への出資が主な事業内容です。ハイリスクハイリターンであるが故に、コロナショックの様な下落時に仕込んでおきたい銘柄です。...

 ETFはこれらの個別銘柄に分散投資でき、かつプロが低コストで運用する商品なので、運用リスクを抑えながら気軽に高配当銘柄に投資が可能です。

まとめ

 高配当銘柄へ減配リスクを極力抑えながら配当金・分配金を得るキャッシュフローを構築するポイントは以下の通りです。

 まずは日本株のまとめです。

日本株

・配当利回り(=1株当たりの配当金/EPS)が税引き前で4%以上

・株主還元意識の高い銘柄

・配当性向が高すぎない(60%以下)銘柄

・直近5年間で業績が落ち込んでいない

・株主優待はおまけ

 特に配当性向の高さを重要視しています。配当性向とは1株当たりの利益に占める配当金の割合です。配当性向が高いということは、株主還元意識が高いとも言えるため、高ければ高い程一見良さそうに見えます。

 株主還元の意識が高いことは確かに重要な投資判断要素ですが、無理して増配して利益が伴わずに減配だと、株価も急落するリスクがあります。

 連続増配年数の長さはあまり重要視しない方が良いと個人的には考えます。キヤノンが良い例ですのでこちらも参照ください。

キヤノン(7751)が30年ぶりに減配で株価暴落!配当性向と直近5年間の業績からすると当然の決定キヤノンが2020年7月の決算発表にて、業績悪化により中間配当を減配(160円⇒80円)すると発表。四半期ベースでは初の赤字決算となり、30年減配無しの圧倒的なネームバリューのあるキヤノンの減配発表は、世間に衝撃を与えました。...

 続いて米国株のまとめです。

米国株

・投資の基本である分散投資が手軽にできるETFがメイン

・AT&Tなどの高配当&増配年数が多い優良個別銘柄も逐一買い増し

 しばらくは日本個別株、米国ETFへの投資をコツコツと実施していきます。

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