こんにちは麒麟です。
BDCはその特性上総じて高配当銘柄が多く、私もBDC代表格のエイリス・キャピタル(ARCC)をNISAで保有しています。
このORCCはNYSEへの上場が2019年7月と比較的新しい銘柄で、株価や利回りも名前もARCCを意識した?様な銘柄です。
ARCC大好きな私にとってこのORCCも投資候補の一つとなり得る銘柄です。ARCC、、大好きですけど1銘柄に一点張りするほどの勇気は持ち合わせておりません。
BDCの雄ARCCについてはこちらを参照ください。
https://kirin-kabu-life.com/arcc10/
(参考)S&P500よりもハイパフォーマンスのBDC「MAIN」についてはこちら
先にお伝えしておくと、ORCCはARCCの利回りの高さは魅力的だが、ARCC一点張りは控えBDCで分散投資したい方におすすめです。
ここではNYSEに2019年に新規上場したBDC銘柄のORCCについてご紹介します。
オウル・ロック・キャピタル・コーポレーション(ORCC)は資産運用会社
オウル・ロック・キャピタル・コーポレーション(ORCC)は、2019年7月にNYSEに上場したBDC(Business Development Company)で、新興企業や中堅企業への出資が主な事業内容です。
上記企業へ貸付ることにより得られる金利が主な収入源です。この点においてはARCCと同じですね。
上場して日が浅く実績は正直未知数な銘柄です。
BDC銘柄が継続的に高利回りである理由
BDCの特徴として、利益の90%以上を投資家へ配当として還元することで、法人所得税を免除される優遇措置を利用しているため、基本的に配当性向が90%以上ということになります。
不動産投資の一種であるREITと似ています。
非上場の新興&中堅企業に高利で貸付、その利子による収益の9割以上を配当に回すわけですから、利回りも必然的に高くなる仕組みです。
ORCCの特徴
ここではORCCの特徴について、事業ポートフォリオ、配当金、株価の観点で分析します。
ORCCのポートフォリオ
ORCCは比較的リスク抑え目のシニア債が8割程度占めています。この点ARCCと比較して相対的にやや安全目と言えるのでは無いでしょうか。
と言っても「リスク抑え目って何よ?」と率直に思いますよね。私もあまり実感が無く、「ARCCに一旦張りしたいけど、リスク分散の観点で特徴が似ているORCCにも投資する」で良いのでは?と思っています。
ORCCの配当金
ORCCは年4回配当(1,4,7,10月支払い月)です。上場以来1.24USドルを維持しています。
ORCCの株価
過去2年間の株価の推移です。2019年は上場以来右肩上がりでしたが、コロナ禍の影響でガクっと8USドル台まで落ち込んでます。
その後バイデン効果で2020年11月以降株価が急騰していますね。
※引用元:楽天証券
ARCC同様SBI証券では購入できない
超高利回り銘柄のORCCですが、メジャーな証券会社では楽天証券、マネックス証券で購入が可能です。
ARCCと異なりORCCはSBI証券で購入可能でしたが、10/28より「BDCであることが判明したため」SBI証券でも新規買付停止となりました。
途中で分かることなんでしょうか??ちょっと疑問です。
まとめ
以上によりORCCはハイリスクですが得られるリターンも大きいです。以下ORCCのメリット・デメリットをまとめました。
メリット
・ARCC同様SBI証券では購入できない(できなくなった)
・ARCCと株価、配当金額など特徴が似ている(名前も)
・シニア債が8割程度を占めややリスクは抑えめ
デメリット
・実績に乏しく金融危機への対応が未知数
・BDCなので金融危機に非常に弱い
・派手な株価暴落&減配を受けるリスクあり
よって、ARCC同様一点張りはリスクが高すぎるため、ポートフォリオの数%程度に留め、しっかり分散投資することが重要です。
ですが、ハイリスクであるがゆえハイリターンな魅惑の銘柄であることは間違いなく、ARCC同様にコロナショック時の今ポートフォリオに加えたい銘柄です。
BDC4銘柄(ARCC、ORCC、MAIN、PSEC)を以下で比較してみました。
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