こんにちは麒麟です。
米国の主要500社の株価に連動するS&P500インデックス投資をしています。
https://kirin-kabu-life.com/sp500_main_core_satellite_investment/
S&P500インデックス投資として、バンガード社が運用するETFであるVOOが良いのか、三菱UFJ国際投信が運用するeMAXISSlim米国株式(S&P500)が良いのか、正直どっちがおすすめなの?と思われる方も多いのではないでしょうか。
先に結論を言うと、分配金をキャピタルゲインで欲しければ投資信託、インカムゲインで欲しければETFとなります。
この2つの商品は、共にS&P500指数に連動するという点では変わりませんが、VOOは米国株ETF、eMAXISSlim米国株式は投資信託と、その種別が異なります。
どちらにもメリットがあるため、麒麟はVOOをスポット買い、eMAXISSlim米国を積立買いしています。
この2商品それぞれどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか。
S&P500指数とは
S&P500指数とは、米国の大手銘柄500の時価総額を加重平均し指数化したものです。
GAFAMやテスラ、ジョンソンエンドジョンソンなど、米国経済成長を牽引するエリート企業の成長度合いを表す指標とも言えますね。
S&P500については、以下についても参考にしてください。
【参考】S&P500指数について
【参考】S&P500は15年以上は長期運用したい指数
そして、S&P500インデックス投資とは、S&P500指数に連動する様に運用するインデックスファンドのことを指します。
今回事例に上げるVOOとeMAXISSlim米国株式(S&P500)は、それぞれバンガード社と三菱UFJ国際投信がこのS&P500指数に連動する様に運用する金融商品となります。
上記は過去10年間のS&P500指数の値動きを示したものです。
この様に右肩上がりで推移していることが分かりますね。
2020年3月のコロナショック時は暴落していますが、そこからの回復も早く、2021年4月には最高値を記録し、今後も持続的な成長が期待される指数です。
S&P500インデックス投資とは、米国主要500社の経済成長に投資し資産へ還元する投資スタンスと言えます。
VOOとeMAXISSlim米国株式(S&P500)について
では、S&P500指数に連動する代表的な商品であるVOOと、eMAXISSlim米国株式(S&P500)について見て行きましょう。
VOO
VOOは、GAFAMをメインとした米国大企業500銘柄で構成されるS&P500指数に連動するETFです。
成長著しい米国大企業にこれ1本で投資できる優れものです。
楽天証券などの主要ネット証券では、買付手数料が無料というメリットがあります。
eMAXISSlim米国株式(S&P500)
三菱UFJ国際投信が運用する投資信託です。
連動する指数が一つポイントでS&P500指数(配当込み)です。
この配当込みとは、その名の通りAAPLやMSFTから出る配当金を再投資する事を指すため、純粋なS&P500指数よりも数%高いです。
この点が重要なポイントで、本来配当金を受け取る際に掛かる税金が掛からず、繰り延べされることになります。
そのため税金も運用に回すことができる点がETFに無いメリットで、新NISAも分配金で非課税枠を消費することが無い点が圧倒的なメリットです。
両者の比較
VOOとeMAXISSlim米国株式(S&P500)を比較します。
銘柄名 | VOO | eMAXISSlim米国 |
種別 | ETF | 投資信託 |
運用会社 | バンガード | 三菱UFJ国際投信 |
信託報酬 | 0.03% | 0.0968% ※ |
連動指数 | S&P500 | S&P500(配当込み) |
投資型 | 分配金 | 再投資 |
流動性 | 即時 | 数日後 |
※eMAXIS米国は隠れコスト有り
eMAXISSlim米国株式は、楽天証券やSBI証券であればクレジットカードで積立設定が可能です。
更に、5万円までであればポイント還元が受けられ、そのポイントで投信買付が可能です。
これはS&P500のパフォーマンスをほぼ確実に上回ることができる、有効な手段では無いでしょうか。
麒麟はSBI証券で三井住友プラチナプリファードカードで積み立てています。
これだけ見ると、投資信託を出来るだけ積み立てることが理論上パフォーマンスが良いですが、麒麟の場合は、eMAXISSlim米国株式を楽天カードで5万円積立て、一方でVOOも毎月積み立てております。
理由は、流動性を考慮し、いざレバレッジETF等を買い付ける際の原資にしたいためです。
投信はカード積立のメリットを最低限受けつつ、個別株や3倍レバETFを売買する際に、今後VOOを切り取って充当する道も残した戦法になります。
流動性という観点では、投信は売却に数日間を要しますからね。
まとめ
S&P500インデックス投資を行う上で、このVOOと eMAXISSlim米国株式(S&P500)の2つは、共に手数料の簡単で優秀な商品です。
どちらも手間要らずの商品ですが、S&P500の成長+配当金をキャピタルで得たければeMAXISSlim米国株式、分配金をインカムで得たければVOOがおすすめです。
VOOで保有してて分配金を貰っても、結局再投資するくらいなら投信の方が投資効率は良いですね。