こんにちは麒麟です。
米国主要指数であるS&P500などに連動するETFと投資信託をメインにコアサテライト投資をしています。
コアサテライト投資とは、基本的には長期運用を前提とし値動きが比較的安定するとされるコア銘柄と、積極的にリターンを取りに行くサテライト銘柄に分類して資産形成を図る投資手法を指します。
参考ですが麒麟の場合はコア、サテライト両銘柄は以下です。
コア
・【VOO】バンガード・S&P500 ETF
・eMAXISSlim米国株式(S&P500)
・eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー)
・SBI・V・S&P500インデックスファンド
サテライト
・3倍レバレッジETF(SPXL、TECL)
・iFreeレバレッジ NASDAQ100
基本的にコア銘柄はバイ&ホールドで、サテライト銘柄は利確&損切します。
今回は、このコアとしているeMAXISシリーズ等投資信託の積立方法の一つである「クレジットカード積立」で得られるメリットについてご紹介します。
インデックス投資のメリット
クレジットカード積立の前に、インデックス投資のメリットについて簡単に触れておきます。
個別株投資
・投資根拠獲得のための銘柄分析が不可欠だが深堀りが難しい(特に米国株)
・ショートレポートや公募増資(目的次第ではメリット)などの影響をまともに受ける
インデックス投資
・極端な話、S&P500、SOX指数などインデックスに着目するだけで良い
・インデックスに連動するため過去の実績からリターンがある程度予測できる
麒麟は元々米国グロース株をメインとして運用していました。
しかし個別株投資は当たれば爆益である一方再現性が無く、かつ買い時売り時も分からない素人ですので、サラリーマンをしながらの運用に難しさを感じていました。
株価が気になって眠れなくなる等、確実に私生活へ悪影響が出ていましたね。。
サラリーマンと兼業で長続きし、かつ再現性が有り運用成績もでやすい投資スタンスは何か?と調べて行くうちにインデックス投資に辿り着きました。
更にインデックス投資の中でも、分配金が出るETFと分配金を再投資できる投資信託に分かれます。
S&P500インデックス投資を例に挙げると、前者はVOO後者はeMAXISSlim米国株式(S&P500)ですね。
どちらが良いかは好みによりますが、理屈で言うと投資信託は分配金を再投資できるため、分配金に課税される分も運用に回すことができます。
【参考】VOOとeMAXISSlim米国株式の比較
俗に言う税金の繰り延べですね。
要は将来売却時に運用益分にまとめて課税されるということです。
更に積立NISAで積み立てれば、投資信託売却時に課税されないためこの繰り延べ分もキャンセルされることになります。
この観点でeMAXISSlim米国などの優秀な投資信託を、積立NISAで積み立てることが長期運用の最適解と言えます。
クレジットカード積立のメリット
インデックス投資のメリットを確認した上で、その積立方法の一つであるクレジットカード積立について触れていきます。
クレジットカードで投資信託などの金融商品を積み立てることには、いくつかメリットがあります。
・積立分を差し引いたお金でやりくりする意識が芽生える
・ポイント還元により利回りが確保できる
・前借り運用のため運用期間を稼ぐことができる
順に見て行きます。
積立分を差し引いたお金でやりくりする意識が芽生える
月々の給与から水道ガス電気などの固定費から、外食や趣味など様々な名目で消費していると思います。
中には愚直に一定額貯蓄している方もいるでしょう。
これが積立になると強制的に月5万円、10万円と引かれることになるため、生活に制限が掛かることになります。
これを良い風に捉えると、支出を見直さざるを得ないことになり、無駄な出費を抑える方向に働きます。
ポイント還元により利回りが確保できる
地味ですが実はこのメリットが大きかったりします。
楽天証券では楽天カード、SBI証券では三井住友カード(共に上限5万円/月)で投資信託を積み立てることで、それぞれのクレジットカードの還元率に応じたポイントが還元されます。
楽天カードなら1%、三井住友カードなら0.5~2%です。
言い換えれば、利回りがポイント還元分だけ上がるということで、この時点でS&P500などの指数をアウトパフォームしていることを指します。
麒麟がそれぞれ5万円カード積立をしている理由が、実はこれだったりします。
前借り運用のため運用期間を稼ぐことができる
インデックス投資は運用期間が長ければ長い程有利です。
クレジットカード積立は月々のカードの引落日よりも前に投資信託を買い付けて運用を開始するため、実質的に手持ちの予算を上回る額で運用していることになります。
例えば、楽天証券で楽天カード積立を行う場合、買付日が毎月1日で約定日は2日(連休を除く)。楽天カードの引落日は同じ月の27日ですから、単純計算で25日分前借りして運用していることになります。
その時点での資産を上回る額で運用している点では、レバレッジを掛けて運用していることになりますね。
楽天証券とSBI証券で各5万円/月積立でポイント還元
前述の通り、麒麟は楽天証券にて楽天カード(月5万円)、SBI証券にて三井住友カード(月5万円;2021年8月よりサービス開始)でそれぞれ投資信託を積立設定をしています。
現状は楽天証券でeMAXISSlim米国株式、SBI証券でSBI・V・S&P500を積み立てています。
それぞれ月5万円積立ているため、楽天ポイント500pt(通常ポイント)、Vポイント500pt※が還元されます。
この様にクレジットカードで積み立てる時点で指数を1%上回る運用が出来ていることになります。
ちなみに楽天ポイントはそのまま再投資、Vポイントはマイル交換する予定です。
Vポイントも再投資できる様になると良いんですけどね。
※還元率はカードの種類により異なります
楽天カード
楽天証券では、楽天カードで積立設定すると毎月5万円を上限として楽天ポイント(通常)が付与されます。
※引用元:楽天証券HP
楽天カードは年会費も無料なので、麒麟は普段使いでも主力カードにしています。
スポット買いで貯まった楽天ポイントは以下の様に投信買付に充てています。
三井住友カード
SBI証券では、三井住友カードで積立設定すると毎月5万円を上限としてVポイントが付与されます。
※引用元:SBI証券HP
麒麟は元々ANAマイルを三井住友カードで貯めているため、積立設定をしましたが、持っていない方は年会費無料の三井住友カード(NL)※がおすすめです。
※NL=ナンバーレス
まとめ
15年20年後を見据えて投資信託をコツコツと積立ていく。
その手段の一つとしてクレジットカード積立の概要とそのメリットについてご紹介しました。
・インデックス投資は長期運用の最適解の一つ
・インデックス投資はETFと投資信託がメイン
・その内投資信託はクレジットカード積立が可能
・クレジットカード積立の大きなメリット=ポイント還元と前借りによる運用期間延長
兼業投資家にとって(兼業じゃなくても)、投資に掛ける時間と負荷は最小限に留め、より多くのリターンを得るために、インデックス投資は最適解の一つです。
そのインデックス投資のリターンを最大限に拡げる手段の一つとしてクレジットカード積立があります。
正直利用しない手は無いと思います。
興味のある方にとって参考になれば幸いです。