こんにちは麒麟です。
コア・サテライト投資へ投資スタンスを変更しています。
長期的な成長を見込める米国S&P500をメインに投資し、VOO、eMAXISSlim米国株式の2本をコアとしていますが、中国やインドなどの新興国の経済成長も資産に還元したいと考えています。
そんなスタンスにぴったりのETFがこのVWOです。
ここではそんなVWOについてご紹介します。
VWOは中国などの新興国5000銘柄に分散投資するETF
VWOは、中国やインドをメインとした新興国の成長銘柄5000銘柄で構成されるFTSE・エマージング・マーケッツ・オールキャップに連動するETFです。
このFTSE・エマージング・マーケッツ・オールキャップという指数ですが、過去10年では以下の様なパフォーマンスです。
※引用元:バンガード・インベストメンツ
S&P500の様にきれいな右肩上がりではありませんが、過去10年で成長率は1.4%程度。
悪く無いですね。
S&P500が圧倒的に優れていることは間違いありませんが、それでもS&P500に一極集中させることに少し気持ち悪さを感じているんですよね。
天下のS&Pでも「絶対」は無いと思うんです。
実際にアメリカは1年間でリターンがマイナスになる年もあります。
今後世界中どの市場で急激に成長するか誰にも予測できません。グローバルな視点で経済成長を資産に反映するために、VWOをポートフォリオに組み込んでいます。
VWOは世界人口比率では圧倒的に多い新興国の成長企業にこれ1本で投資できる優れものです。同じバンガード社で全世界の株式に投資&運用するVTというETFがありますが、VWOはその内米国含む先進国構成銘柄を抜き出して濃縮した様な銘柄ですね。
【参考】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT)
・運用会社:バンガード
・配当利回り:1.9%
・配当金:1.02USドル
・配当回数:4回/年(3,6,9,12月)
・インデックス:FTSE・エマージング・マーケッツ・オールキャップ
・信託報酬:0.08%(年率)
信託報酬は0.08%と低く抑えられていますが、VOOが0.03%程度ですのでETFの中では若干高く感じます。それでも世界中の新興国の成長銘柄に分散投資ができるため、むしろ割安だと思っています。
VWOのポートフォリオ
VWOは2021年3月末時点で5202銘柄で構成されています。
※引用元:バンガード・インベストメンツ
構成1位は台湾の半導体大手TSMです。その他テンセント、アリババと中国系銘柄が上位を占めています。
人口世界1位の中国。経済成長率はアメリカにも匹敵するくらい高く、中国銘柄に積極的に投資したいですが、米中関係の悪化により米国市場に上場しているEH、NIO、NIUなどの個別株には中々投資し辛さがあります。
実際麒麟もEHで痛い目に遭っているため。。
そのため、中国市場の成長を資産に還元したいけど、個別銘柄への投資はカントリーリスクがあるため躊躇してしまいます。
その点ETFを通じて中国市場にも間接的に投資ができる点がVWOを保有する目的です。
まとめ
VWOは5000を超える世界中の新興国銘柄に投資&運用しており、長期保有に非常に向いているETFと言えます。
麒麟はコア・サテライト投資のコア銘柄とすべく積立中です。
インデックス投資はアメリカ主要企業の成長ならS&P500、半導体ならSOX指数など、ある特定の市場の成長を資産に還元するツールだと考えています。
VWOは新興国市場の成長を資産に還元するツール。
確かにS&P500には現時点では敵いませんが、明日はどうなるか誰も予測ができません。
予測ができないからこそ、市場成長で実った果実を受け取る受け皿が必要です。
資産を増大させていくためには、とにかく株価上昇時に市場にいることが重要。
新興国市場の成長の果実を受け取るツールとして、VWOはうってつけのETFと思います。