米国株

【VT】バンガード・トータル・ワールド・ストックETFの株価&銘柄分析。全世界の成長に投資するETF

 こんにちは麒麟です。

ETF(上場投資信託)にも様々な銘柄ですが、日本の投資家の間で絶大な人気を誇るVT。

 全世界の銘柄を投資対象とし分散投資ができるため、個人でわざわざ個別株を買い漁る必要が無く、長期保有を前提とした保有に向いている銘柄ですね。

 ですが全世界に投資ってどういうこと?といまいちぴんと来ない方もいるのでは無いでしょうか?

 この記事ではVTの特徴やどんな人が投資すれば良いのか、まとめてみようと思います。

VTは全世界の銘柄に分散投資するETF

 VTは、米国を含む先進国および新興国約47ヵ国の大型・中型・小型株約8,000銘柄で構成されるFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスの運用実績に連動します。

 いわば世界の市場成長に投資する様なものです。

・運用会社:バンガード

・配当利回り:1.58%

・配当金:1.53USドル

・配当回数:4回/年(3,6,9,12月)

・インデックス:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

・信託報酬:0.08%(年率)

 グローバルの視点で市場は成長し続けていますし、今後も成長を続ける見込みが高いです。

 そういう意味で長期的に市場成長を資産に反映することができるため、長期保有前提で保有することに向いています。

 また、経費率も年率0.08%と低めに抑えられていることも特徴です。

VTのポートフォリオ

 VTは全世界の銘柄に投資&保有していますが、実は6割近くが米国株で占められております。

出典:バンガード・インベストメンツ・ジャパン

 上記は地域別構成比率(21/1/31時点)を示しておりますが、北米が60%近くを占めております。

 次にセクター別ですが、GAFAMなどIT関連が20%以上を占めています。

 また、構成TOP10(21/1/31時点)は以下となっております。

 GAFAMを筆頭に米株が10銘柄中8銘柄を占めております。それほどGAFAM+テスラの成長規模が大きいことも実感できますね。

 もちろん日本の銘柄も含まれており、トヨタやホンダなどの自動車、商社、銀行、通信など大手企業もポートフォリオに含まれております。

トヨタ自動車

https://kirin-kabu-life.com/toyota-7203/

 まさに全世界の成長銘柄に分散投資しているETFと言えます。

長期保有のコア銘柄としての保有向き

 カントリーリスクや特定のセクターの暴落の影響を受けにくく、長期保有に非常に向いているETFと言えます。

 以下過去10年間の株価の推移ですが、コロナショックによる一時的な下落はあるものの、長期的にみると右肩上がりで上昇しています。

出典:楽天証券

 配当利回りこそ控えめですが、長期的に資産形成をしていく上で、コア銘柄としたいETFですね。

まとめ

 VTはやや偏りはあるものの、地域&セクターの分散がグローバルに効いた長期保有に非常に向いているETFです。

 以下まとめます。

・長期保有のコア銘柄として非常に向いている

・GAFAM+テスラを中心に全世界の成長銘柄に分散投資

・過去10年株価は長期的には右肩上がり

・配当利回り:1.58%(2021/2/23時点)

・配当回数:4回/年(3,6,9,12月)

・信託報酬:0.08%(年率)と低め

 VTを保有するということは、長期的に成長していくグローバル市場を資産として保有することと同義です。

 長期的に資産形成をしていきたい方に、向いている銘柄だと考えます。

 債券ETFなどと組み合わせると、より暴落に強い安定した資産形成ができます。

 おすすめの債券ETFは以下のBND、AGGです。

BND

【BND】バンガード・米国トータル債券市場ETFは毎月配当。株価下落時の緩衝材として保有しておきたい値動きが株式とは基本的に異なるため、分散投資の観点で一定数債券も組み込んでおきたいものです。...

AGG

【AGG】iシェアーズコア米国総合債券ETFから配当金(分配金)が入金。株価も安定しやすく嬉しい毎月配当概して米国株は配当が年4回が一般的ですが、AGGはなんと毎月配当金が支払われます。日本株の場合、あおぞら銀行やホンダの様に年4回配当を実施する企業は珍しく、年12回配当は更に珍しいですね。配当回数が多いと再投資に回すサイクルが早くなるメリットがあります。...
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