米国株

【BND】バンガード・米国トータル債券市場ETFは毎月配当。株価下落時の緩衝材として保有しておきたい

 こんにちは麒麟です。

不況時に景気敏感株などの株式が売られる際に、一般的に安全資産として買われる傾向のある債券。

 長期的に資産運用していく上で、大幅に資産総額が下落することによる心理的影響を少しでも緩和する意味では、債券を保有することは有効な手段と言えます。

 今回は構成銘柄数が10000近い米国債券ETFであるBNDについてご紹介します。

バンガード・米国トータル債券市場ETF(BND)

 BNDは、ブルームバーグ・バークレイズ米国総合債券インデックスの運用実績に連動します。バンガード社が運用し、投資先は国債が40%近くを占め、金融機関や資本財の債券に投資&運用する債券ETFです。

 同じく債券ETFであるAGGとよく比較される銘柄ですね。

【AGG】iシェアーズコア米国総合債券ETFから配当金(分配金)が入金。株価も安定しやすく嬉しい毎月配当概して米国株は配当が年4回が一般的ですが、AGGはなんと毎月配当金が支払われます。日本株の場合、あおぞら銀行やホンダの様に年4回配当を実施する企業は珍しく、年12回配当は更に珍しいですね。配当回数が多いと再投資に回すサイクルが早くなるメリットがあります。...

 特徴を以下にまとめました。

・運用会社:バンガード社

・配当利回り:2.239%(21/1/15時点)

・配当金:1.95USドル

・配当回数:12回/年

・インデックス:ブルームバーグ・バークレイズ米国総合債券インデックス

・信託報酬:0.035%(年率・税抜き)

 債券ETFとあって、株式と比較すると配当利回りは低めの2.239%です。高配当銘柄狙いが基本スタンスですが、リスク分散の観点で債券ETFもポートフォリオに加えておきたいですね。

 何と言ってもETFのメリットとも言える信託報酬(運用コスト)が0.035%とかなり低めに抑えられています。

BNDは毎月配当銘柄

 概して米国株は配当が年4回が一般的ですが、BNDは毎月配当金が支払われます。日本株の場合、あおぞら銀行やホンダの様に年4回配当を実施する企業は珍しく、年12回配当は更に珍しいですね。

 参考ですが高配当の米国株株式で毎月配当はMAIN、PSECなどがあります。

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 年間配当を何回に分けて支払われるかの違いだけ、と言われればそれまでですが、配当回数が多いと再投資に回すサイクルが早くなるメリットがあります。

債券ETFのため株式下落時に上がりやすい

 債券の特徴として、株式と比較すると低リスクであるため、ローリスクローリターンの部類に入ります。

 株価の値動きとしても特徴的で、ローリスクであるがゆえに、景気敏感株の下落時に債券は資金が流れやすく株価が上昇する傾向にあります。

 景気敏感株の売りが先行して、安定感を求めて債券が買われる傾向にあるからです。

 値動きが株式とは基本的に異なるため、分散投資の観点で一定数債券も組み込んでおきたいものです。

 そうすることで、コロナショックの様な株価下落局面において、資産全体の変動を和らげることができますね。

 私も現時点資産は1000万円も到達しておらず、BNDも保有しておりませんが、資産が膨れ上がってきたらポートフォリオに組み入れ予定です。

 資産が積み重なれば積み重なるほど、リセッション時の下落インパクトも大きなものになります。

 それを想像するだけでも恐ろしいです。

BNDのポートフォリオ

 ここではBNDのポートフォリオについてご紹介します。

 国債が4割以上を占めるポートフォリオとなっておりますが、資本財や公益などよく分散されています。

 何より構成銘柄数は10000近くという分散性の高さを有しています。分散性が高いということは安定性が高いことに繋がります。

 それが証拠に以下過去10年間の株価です。

 引用元:楽天証券

 ご覧の様に過去10年間でほぼ株価の変動がありません。2020年3月のコロナショック時も一時的な株価の下落はあったものの、安定したパフォーマンスです。

 一言で言うと頑丈ですよね。

まとめ

 BNDは分散性が高く、債券という比較的安全な資産としてポートフォリオに加えると良いですね。

 以下まとめます。

・配当利回り:2.23%(2021/1/15時点)

・10000近い銘柄に投資する分散性の高さ

・下落局面に強く株価が比較的安定

 暴落は数年、数十年おきに必ず来るもの。資産が増えてくるとその分下落幅も大きくなります。

 1か月で数十万円、数百万円資産が減ってしまう。。それに耐えられる強心臓の方は良いですが、安定的に資産運用したい方にとっておすすめの銘柄です。

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