こんにちは麒麟です。
日本時間で2/17.18と米国市場は大幅な調整が入り、ダウ、NASDAQ共に大幅に下落しました。
ただこれだけだといつもの調整か。。と握力強めで保有し続けるのですが、2/16(現地時間)に中国ドローン新興のイーハン・ホールディングス(EH)の株価が一晩で60%以上暴落しており、ホルダーである麒麟にとっても目覚めの悪い悪夢の様な朝となりました。
起きてEHだけで30万円近くも価値が下がっているなんて、悪夢以外の何物でも無いですよ 笑
そして翌2/17の寄りで全て損切りしました。
本年から本格的に米国グロース株への投資を開始し出だしは良かったですが、やはりそううまくはいかないですね。
ですがこの一件で学んだことも多かったです。今回の空売り屋による吹っ掛けに起因する大暴落で得たことについて書いてみようと思います。
イーハン・ホールディングス(EH)は中国ドローン新興企業
イーハン・ホールディングス(以下EH)は、中国のドローン新興企業です。ドローン大国である中国にあって、北米や欧州にも進出しつつある有望な企業です。
このEH。ただドローン作ってるだけの会社じゃないんです。先日のガイアの夜明けでも特集が組まれておりましたが、正直今後の我々の生活スタイルを一変させる可能性のある事業を展開しようとしています。
具体的には最大2人乗りの有人ドローンやパトロール、デリバリーといった様々なシーンにおいて、車などの媒体ドローンに置き換わる可能性を秘めております。
2/16(現地時間)の株価暴落は当たり屋によるイチャモン
2/16の暴落はWolfPack Reserchという空売り機関(と言っても従業員3名)から粉飾決算レポートを突き付けられ、個人投資家が多いこともあり狼狽に狼狽を呼び、爆発的に投げ売られたことが要因です。
前日比で60%以上株価が暴落しています。
東証であればストップ安になる所ですが、そこはアメリカ。容赦無い暴落ですね 笑
Twitter界隈では何百万、何千万も投資している強者もいて、一晩にして半分以下になるわけですから、私なら精神的に耐えられないと思います。。
EHはドローン大国中国にあってその先頭を行くいわばドローンのパイオニア。
株価も年初は20ドル前後でしたが、暴落直前は120ドルを超えていましたから6バガー銘柄です。
そんなEHも中国はこの日旧正月の真っただ中。そしてEHの主力製品であるEhang216。
正に2/16に狙うべくして狙われた様な形ですね。
これに対しEH側は公式に猛反論しており、WolfPack Reserchに対して訴訟を起こすことも公言しています。
このアクションについては好感できますね。粉飾の疑惑が多少残りますが大したことないレベルみたいです。
今回のケースどう立ち回るべきか
このEHの様なケースに対してどう立ち回るべきか考えてみました。
・逆指値を設定してリスク管理
・損切り ⇒ 下落要因が粉飾であるため
・保有継続 ⇒ その銘柄の将来性を確信しているため
暴落時は旧正月であったこともあり、EH側の声明が中々出てこず、情報が錯そうしていました。
この状況下で冷静な判断は難しいですね。
そんな時にマイルールを持っておくことの重要性を改めて認識しました。私は今回の下落要因が粉飾絡みであったため、仮に潔白であったとしても株価回復までは時間を要すると見て2/17寄りで損切りしました。
2/18は株価は75ドルまで上がっているため、寄りで損切りしない方が損失は少なくできましたがあくまで結果論だと考えています。
まとめ
どんな銘柄でも、特にグロース株は想定以上の暴落リスクを考慮すると逆指値すべきです。
ですがEHのドローン技術の高さと将来性を見て保有し続けている方も多くいます。
結局投資している銘柄についてどこまで調べているか、どこまで将来性を期待しているかによると思いますね。
今回の様な自体が起きても動じず信じて保有し続ける胆力があるホルダーが、大きく資産を伸ばしていけるんでしょうかね。
ですが私の考えは「粉飾絡みは即損切り」ですし実際そうしました。事実がクリアになってから再度入り直そうと。
そしてEHの公式な反論が出たこと、WolfPack Reserchが当たり屋集団であること、改めてEHの将来性を考慮し、再度60ドル台でエントリーしました。
このアクションが吉と出るか凶と出るか。。
いざという時のために楽天証券でも逆指値を早く導入して欲しいですね。
2/26追記:楽天証券でも4月を目途に米国株でも逆指値が導入される予定とのことです。
今回の様なEHショックでも狼狽売りしないためには、誰も注目していない段階で、確信を持ってポジションを取れるかに尽きると思います。
こちらの記事でまとめています。