日本株

ソフトバンク(9434)は大手キャリア3社の中で最も高利回り!

 高配当銘柄にひたすら投資するスタンスの麒麟ですが、今回は高配当&増配が見込まれ、かつコロナショックでもさほど影響を受けないディフェンシブ銘柄のソフトバンクをご紹介します。

ソフトバンクとは?

 ソフトバンク株式会社はソフトバンクグループの一角を担う電気通信事業者です。通信キャリア「Softbank」ブランドがお馴染みで、NTT、KDDIと国内3大キャリアの一角を担います。

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 ソフトバンクグループは8/28に子会社であるソフトバンクの発行済株式の22%を資金調達のために売りに出すと発表して話題となっております。

 その額なんと1.47兆円とのことで、2018年12月の上場以来初のことです。2020年はファンド事業が大幅な赤字を出しており、4兆円以上の資産売却を実施し資金調達しておりましたが、今回のソフトバンク株売却で合わせて6兆円の資産調達になり経営立て直しが目的とされます。

 ここ2.3日ソフトバンク株が急落している理由の一つと推測されますね。

 事業内容としては、通信キャリアであるソフトバンクとワイモバイルの他、格安スマホも手掛けている会社です。

 ソフトバンクグループは、プロ野球球団の福岡ソフトバンクホークスのオーナーとしても知られていますね。

 通信産業は5Gの台頭により今後成長が見込まれる分野です。以下ソフトバンクの高配当銘柄として特徴は以下です。

 高配当銘柄筆頭で私も保有しています。

・配当利回り:6.16%(8/28時点)

・配当性向:81.7%

・不況に強いディフェンシブ銘柄

 利回りが6.16%と高配当ですが、目を引くのは配当性向の高さ。ソフトバンクは配当性向が80%を超えており業績が順調に伸びなければ増配が期待できない状態です。

 ですが通信業は参入障壁の高い分野で、通信料金という固定収入があることが大きな強みです。

 この点が不況に強いディフェンシブ銘柄と言われる所以で、実際コロナショックでも株価は下がるどころかむしろ上がってます。

ソフトバンクは高配当&不況に強いディフェンシブ銘柄

 ここまで業績は右肩上がりです。

 配当金も2021年3月の決算では、1円増配して86円となり一応増配です。

 配当性向も80%台前半のため、配当余力があるとは言えませんが、あの孫さんが率いるソフトバンク。あまり心配はしていません。

 と言いたい所ですが、ファンド事業はあまりうまくいっていませんね。

今後の増配要素は微妙

 ソフトバンクは今後の事業成長の観点でも新通信規格である5G等通信分野だけに留まらず、金融事業などの分野をグローバルに開拓しています。

 通信業も参入障壁が高いとはいえ、楽天モバイルの新規参入など決して安泰ではないため、他事業の開拓意欲の高さは今後の持続的成長を期待させます。

まとめ

 ソフトバンクは通信大手3社の中では最も利回りが良く高配当であり、今後の業績が伸びてくれば株価も右肩上がりになりそうです。

 以下まとめです。

・配当利回り:6.16%(8/28時点)

・配当性向:80%以上で業績に注目

・株主還元意識が高い

・不況に強いディフェンシブ銘柄でコロナショックでも株価上昇中

 高配当銘柄へ投資するなら、通信業であればKDDI、NTTドコモと並んで押さえておきたい銘柄です。

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 株価が2020年8月現在で1300円前後/1株のため比較的買いやすい銘柄と言えます。

 高配当&増配銘柄への投資についてはこちらも参照ください。

株式への投資をメインとし、債券、不動産などへ分散投資するスタンス日本株は配当金を目的とした高配当&増配銘柄への投資を基本的なスタンスとしています。米国株はETFをメインに個別株を織り交ぜる形でポートフォリオを組んでいます。とにかく米国銘柄は株主還元の意識が日本とは比較にならない程高く、連続増配企業も数多くあります。...
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