米国株

株価注目のファイザー(PFE)、モデルナ(MRNA)を新規購入。コロナワクチン開発で承認間近の米国製薬会社

 こんにちは麒麟です。

コロナワクチンの後期臨床試験での有効率が共に驚異の90%を超え、実用化に向けて認可取得段階まで漕ぎつけたアメリカ製薬大手のファイザー(PFE)10株と、同じくアメリカ製薬会社のモデルナ(MRNA)15株を新規購入しました。

 今月利確したARCC(特定口座分)、XOMの売却分も購入資金に回しています。

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 ファイザーは配当利回りも良いため長期保有予定。モデルナは無配であるものの株価上昇を見込んで、キャピタル狙いで購入しました。

 高配当銘柄に投資し続けるスタンスなので、無配銘柄には基本的には投資しませんが、コロナワクチンの認識目処が立ち、今後の株価上昇が期待できるため、少量ですが保有することにしました。

アメリカ製薬大手ファイザー(PFE)とは?

ファイザーはアメリカ・ニューヨーク州に本社を置く大手製薬会社です。医薬品やワクチンなどの医療製品の開発・製造を行うグローバル医療品会社でニコレットやバイアグラなどを開発した企業です。

 グローバルに事業を展開しており、世界の医薬品売上高は第2位です(2019年)。

 ファイザー・イノベーティブ・ヘルス(IH)とファイザー・エッセンシャル・ヘルス(EH)の2つの事業セグメントを企業活動の軸としています。

IH事業

医薬品とワクチンの開発・商業化

EH事業

レガシーブランド、ブランドジェネリック、輸液システム等

 2020年11月にアップジョン事業部門を分社化。マイラン社と統合し新会社ヴィアトリスを設立しています。いわゆるスピンオフです。

 このスピンオフに伴う処置として、権利落日である11/17時点で特定口座でファイザー株を保有していた投資家は、普通口座に移動され、更に保有株数に応じてヴィアトリス株が分配されています。

モデルナ(MRNA)とは?

 モデルナはアメリカ・マサチューセッツ州に本社を置くバイオテクノロジー企業です。

 2018年12月に上場した従業員が1000人にも満たない規模の会社で、業績も少なくとも’16から’20/12まで毎年赤字です。

 ですがコロナワクチンの有効性が90%を超えであること、そして2020年2月のコロナパンデミックより1年に満たないスピード開発で話題を集めています。

 2018年12月の上場時はわずか13ドルだった株価も今月ついに100ドルに到達しました。

 もう少しでテンバガーですね。

ファイザーとモデルナのコロナワクチン

 ファイザーは11/20に緊急使用許可申請をし、モデルナも間もなく申請すると報道されています。

 以下ファイザーとモデルナのコロナワクチンの有効率(予防効果)をまとめます。コロナワクチンの後期臨床試験(第Ⅲ相試験)に基づく結果です。

 ちなみにインフルエンザの有効率は50%程度とのことですので、90%という数字がいかに高いかが分かりますね。

※第Ⅲ相試験:治験者の半分にワクチン、もう半分にプラセボ(偽薬)を投与しワクチンの有効性を検証する試験

ファイザーモデルナ
有効率
(予防効果)
95%94.5%
治験人数4万人3万人
ワクチン保管温度
※()内は保管期間
-70℃(半年)
2~8℃(5日)
-20℃(半年)
2~8℃(30日)

 私は専門家では無いので数字だけの判断になりますが、この数字から言えることは、どちらもワクチンとしての信頼度は高そうです。

 しかし、注目なのはワクチンの保管温度で、ファイザーの保管温度-70℃は素人目でみると輸送、医療機関共に大きな課題がありそうです。

 運べないよ、持てないよ、ということにならないか。。扱いが難しそうです。

 その分モデルナワクチンの方が実用性という観点では分がある様に見えますね。-20℃は冷凍庫の温度に近いですし。

 ですが世界で猛威を振るっているコロナパンデミックから人類を救おうと、研究開発に従事する研究者の方々の努力でようやくここまで来たかと言う印象です。

 世界の救世主ファイザーとモデルナ共に頑張って欲しいです。

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まとめ

 2020年初より全世界で大流行しているコロナウイルス。ファイザー、モデルナ両社含め、様々な関係者の努力により、異例のスピードで市販化に向けて目途が立ってきました。

 この両者1年後株価がどうなっているか非常に注目ですね。また、コロナワクチン関連で株価が上がる銘柄も出てきそうです(例えば-70℃の保管技術を持つ企業とか)。

 日本へのワクチン提供は、来年6月までにファイザーが6000万人分、モデルナが2000万人分と日本政府が発表していますね。

 日本での利用は認可がスムーズに下りるか、などのハードルがありますが、安心して外で買い物ができる、旅行に行ける、など当たり前だった生活が1日でも早く戻ってくることを期待したいです。

 なお、

 なお、ファイザー、モデルナのmRNAについては、アービュタス・バイオファーマ(ABUS)が特許で押さえていたりします。

 当たれば株価とんでもないことになりそうです。

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