こんにちは麒麟です。
NISAがリセットされ120万円の使い道をあれこれ悩む時期ですね。今回ご紹介する日本管財(9728)はNISA口座で保有するのにおすすめの銘柄です。
そこそこ配当利回りがあり、株主優待が充実&保有年数が3年以上でグレードアップするためです。
日本管財ってどんな会社?という方も多いと思います。以下銘柄分析してみました。
日本管財は建物管理事業を展開
日本管財株式会社は、東京都中央区日本橋に本社を置くビルメンテナンスやマンション管理の建物管理会社です。
創業は1965年と半世紀以上の老舗です。
グループ全体では下水インフラなどの環境衛生管理事業の他、警備業も手掛けています。
・建物管理運営事業
・住宅管理運営事業
・環境施設管理事業
・不動産ファンドマネジメント事業
・その他事業

日本管財の2020年3月期の事業ポートフォリオです。
主軸は建物管理運営事業で事業ポートフォリオの7割以上を占めます。その他住宅や下水インフラなどの環境施設の管理事業も含めると9割以上です。
その他細々と不動産投資もかじっている様な状況です。
日本管財の配当金と業績
日本管財の配当利回りは2.41%(1/4時点)と上場企業の中では平均的です。また、配当性向も40%と配当余力を残しています。
まずは配当金です。
配当金

過去5年間は増配傾向です。日本管財HPのIR情報に目を通しても配当性向や増配予定についての具体的な数字は見つけられませんでしたが、株主還元については以下記述があります。
当社は、株主の皆様に対する配当政策を最重要課題のひとつとして位置付け、利益還元策として業績に応じた適正な成果配分を行うことを基本方針としており、あわせて今後の事業展開と経営体質の強化にも充分配慮しております。
引用元:日本管財HP/IR資料/株主総会資料
次の項目で業績と配当性向について触れますが、20年以降は配当性向40%前後を維持する業績連動型であると考えられます。
業績と配当性向
次に2016年からの業績と配当性向です。ご覧の通り業績は右肩上がりですね。

配当性向は40%前後を維持する業績連動型とする意思が見受けられます。よって業績が落ち込むと三菱ケミカルホールディングスや双日、あおぞら銀行の様に減配する可能性が高いですね。
三菱ケミカルホールディングス ⇒ 配当性向30%維持の業績連動型

双日 ⇒ 配当性向40%維持の業績連動型

あおぞら銀行 ⇒ 配当性向50%維持の業績連動型

連続増配銘柄への投資を考える方には向いていないかも知れません。
株価
過去5年間の株価の推移です。

※引用元:楽天証券
コロナ禍の影響で一時1600円を下回りましたが、その後は右肩上がりで2000円を超えてきています。
2000円を下回ったタイミングで買いたいですが、下回る見込みは今の所無さそう。。
株主優待は年2回のカタログギフト
日本管財の株主優待は2000円相当のカタログギフトです。しかも年2回(権利確定:3月末、9月末)貰えます。
優待内容 | 獲得株数 | 獲得条件 |
2000円相当のカタログギフト | 100株以上 | 3年未満保有 |
3000円相当のカタログギフト | 100株以上 | 3年以上保有 |
100株以上保有で優待が貰えますので、貸株を考慮すると100株だけNISAで保有したい銘柄ですね。
3年以上保有で年間6000円分のカタログギフトは大きいです。
まとめ
日本管財は、業績が右肩上がりで配当利回りがそこそこ良く株主優待が充実していることから、100株だけNISAで保有したい銘柄です。
似た様な特徴を持つ銘柄としては広島の地銀のひろぎんホールディングス(7337)も参照ください。

以下まとめます。
・配当利回り:2.41%(2021/1/4時点)
・配当性向40%前後を維持する方針
・配当金は業績連動型
・株主優待は2000円相当のカタログギフト(年2回)
日本管財は際立って高利回りという訳ではありませんが、株主優待が充実した銘柄です。
NISAで100株だけ保有したい銘柄です。
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