こんにちは麒麟です。
コロナショックにより需要が冷え込んでいる中、リース業界は割と好調ですね。
この記事では、三菱系大手リースの三菱UFJリース(8593)について銘柄分析しました。
三菱UFJリースの特徴
三菱UFJリース株式会社は業界3位の大手総合リース会社です。三菱グループとの連携が強く、三菱商事、三菱UFJフィナンシャルグループと連携し土地や建物のリースに強みを持っています。


三菱商事と三菱UFJフィナンシャルグループは共に高利回り銘柄としても知られており、私も投資しています。
三菱UFJリースの事業内容
三菱UFJリースは、国内・海外カスタマービジネスを基盤に、不動産、インフラ、ヘルスケア等、幅広い事業サポートを手がけています。
主に以下事業を展開しています。
・国内カスタマービジネス
・海外カスタマービジネス
・設備サービス
・不動産
・ヘルスケア
・環境エネルギー
・インフラ・企業投資
・航空・ロジスティクス
三菱UFJリースの特徴としては、事業ポートフォリオが豊富で一つの事業への依存度が低く、業績が比較的安定していることです。
三菱UFJリースの配当金と業績
三菱UFJリースの配当利回りは5.23%(12/2時点)と上場企業の中では高い部類に入りますが、コロナ禍の影響で配当性向は50%近くもある点は注意です。
まずは配当金です。
配当金

三菱UFJリースは1999年から21年連続増配中で、21年度も年間0.5円増配予定です。国内で20年以上増配している企業は中々無く、株主還元意識の高さが見て取れます。
また、2013年には1株→10株の株式分割を実施しています。
業績と配当性向

コロナ禍以前の20年3月期までは業績は右肩上がりで、配当性向を増加させつつ増配してきています。それでも配当性向は30%前後と配当余力を十分に残しています。
21年3月期はコロナ禍で前年比で2/3程度に落ち込んでおり、増配していることもあり配当性向が45.5%まで上昇しています。
他企業にも言えることですが、アフターコロナでどこまで業績を挽回できるかが注目です。
連続増配企業と聞くと、株主への還元意識が高いことに間違いありません。ですが、「連続増配年数が多い=今後も安定して配当を受け取れる」と考えることは安易だと思います。

現にキヤノンの様に30年連続増配してきた銘柄も今年減配しているため、配当性向が高すぎず、直近5年間の業績が良い銘柄を見極めて投資することが重要だと考えます。
株価
過去5年間の株価の推移です。

※引用元:楽天証券
過去5年間は400~700の間で活発に値動きしていますね。コロナ禍以降700円から400円台まで暴落しています。
リース業界自体はそんなに業績は悪く無いため、今後コロナ禍以前の水準に戻ると予想し、500円前後の今のうちに仕込んでおきたいところです。
まとめ
三菱UFJリースは、元々は業績は右肩上がりでコロナ禍をきっかけに業績が悪化しています。
以下まとめます。
・配当利回り:5.23%(12/2時点)
・2021年3月期配当性向は45.5%と高目
・株主優待は無し
リース業では、高利回り&株主優待の充実したオリックス(8591)がおすすめです。

また、同じくリース業で、配当利回りは平均的ですが株主優待で最低3000円のクオカードが貰えるリコーリース(8566)、みずほリース(8425)もおすすめです。


その他アフターコロナで今後仕込みたい高配当銘柄は以下参照ください。
