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三菱ケミカルHDG(4188)は配当性向30%維持の業績連動型。多様な事業展開により今後も成長見込み

 こんにちは麒麟です。

10月に入りコロナ第2波も収束傾向にあり、年末年始にかけて第3波の到来があるか、またそれによる経済への影響が懸念され、まだ精神的に落ち着くのは早そうですね。

 そんな中でもこつこつと高配当銘柄に投資を続けております。

 ここでは私も投資している化学系日本一の三菱ケミカルホールディングス(4188)についてご紹介します。

三菱ケミカルHDGは化学系総合メーカー

 株式会社三菱ケミカルホールディングスは機能商品、素材、ヘルスケアの3分野を基軸とする総合化学メーカーです。

 三菱ケミカルHDGは化学分野では日本1位、世界でも8位となる3兆円規模の売上高を誇る超大手です。

 三菱ケミカル、田辺三菱製薬、LSII、日本酸素ホールディングスを傘下に持っており、各分野、セグメントごとに事業を展開しています。正直びっくりするくらい事業内容が幅広いです。

三菱ケミカルHDGの事業内容

 以下三菱ケミカルHDGの事業内容です。生活必需品からメガプラントまで本当に幅広い事業を展開しています。

 この1銘柄だけで分散投資ができているのでは?と思えるくらいに幅広い事業を手掛けています。

※出典:三菱ケミカルHDG HP

機能商品

 機能商品セグメントの内訳は機能部材、機能化学で構成されます。

機能部材

 PC、スマホのディスプレイなどの電子部品、生活必需品、自動車、インフラなど、非常に幅広い事業性を持っていることが分かります。

ユニット主な用途
情電ディスプレイPC、スマホ等のディスプレイ
高機能フィルム食品や医薬品の包装、自動車用建材
環境・生活ソリューション水処理、農業、インフラ
高機能成形材料高機能プラスチック、繊維、炭素繊維

 次に機能化学です。

ユニット主な用途
高機能ポリマー自動車内外装部品(ヘッドライト等)、光学関連部品
高機能化学塗料、インク、接着剤
新エネルギーリチウムイオン電池材料、LED照明

 こうやって見てみると自動車の内外装部品やリチウムイオン電池など、自動車関連事業の寄与度が高いことが分かります。


素材

 素材分野は、三菱ケミカルHDGの期間分野ですが、コロナ禍による影響を受けたケミカルズ、産業ガスから成ります。

ケミカルズ

ユニット主な用途
MMA(メタクリル酸メチル)自動車ランプ、家電、光学製品
石化オレフィン、アロマ
炭素タイヤ、インク

 三菱ケミカルHDGが特に力を入れている分野で、2017年にはMMA新工場をサウジアラビアに設立しています。

 MMAは傘下である三菱ケミカルが世界で4割ほどのシェアを占める基幹分野であり、このサウジアラビアの工場は「新エチレン製法」という独自の技術を投入し、注目されました。

 サウジアラビアはMMAの原料であるエチレンを安価で入手できるため、新エチレン製法を最大限生かすベストな投資と言えます。

産業ガス

 傘下の日本酸素ホールディングスが手掛ける事業です。

 酸素、窒素、アルゴンなどの産業ガス市場において日本国内トップの40%のシェアを占めており、北米、アジア・オセアニアを主要市場としながら海外の事業エリアを拡大中です。


ヘルスケア

 最後にヘルスケア事業です。

 ヘルスケアと言えば化学系国内2位は富士フィルムのイメージが強いと思いますが、三菱ケミカルHDGも以下の様な事業を展開しています。

事業内容主な用途
医薬品薬剤、ワクチン、医療用麻酔
ライフサイエンス次世代ヘルスケア、健康・医療ICT、創薬

 医薬品自体の開発のみならず、健康・医療ICTなどの医療インフラへの貢献も大きいです。


三菱ケミカルHDGの配当金と業績

 三菱ケミカルHDGの配当金と業績、配当性向を見てみましょう。

配当金

 三菱ケミカルHDGの配当金は配当性向(利益に対する配当金の割合)を30%前後に維持する方針を発表しています。

 ちなみに同様に配当金を維持する方針で、業績連動型の銘柄としては、住友商事双日あおぞら銀行などがあります。

 配当金は2016年度決算期の15円から2019年の40円まで順調に増配していましたが、20年度に18年度の水準である32円に減配しています。

 コロナ禍の影響により自動車や家電の需要が落ち込む⇒ケミカルズセグメントのMMA、炭素等の需要が落ち込む⇒当初見通しより更に業績悪化⇒減配となりました。

 自動車、家電等の消費落ち込みの影響をもろに受けております。

業績と配当性向

 配当性向は30%前後を維持する方針ですが、業績が安定せず配当性向も大きく変動しています。業績については、前述の通りコロナ禍の影響が大きくし20年3月期は前年比で営業利益は半分に落ち込む見込みです。


まとめ

 三菱ケミカルHDGは、20年度3月期における収益はコロナ禍の影響をもろに受け前年比で半分程度にまで落ち込んでいます。

 以下まとめます。

・配当利回り:3.91%(10/5時点)

・配当性向:30%維持

・非常に幅広い事業展開で事業ポートフォリオも健全

・それでも自動車・家電の需要落ち込みで大幅な減益

・株価が600円前後(10/5時点)

・株主優待は無し

 コロナ禍で大きく減益となりましたが、分散の効いた事業ポートフォリオに魅力を感じております。

 今後の成長は5GやCASEへの対応が鍵となってきますが、十分に成長代があると考えています。

 私の好む銀行、商社、通信以外のセクターの投資先として、今後も保有し続ける方針です。

株式への投資をメインとし、債券、不動産などへ分散投資するスタンス日本株は配当金を目的とした高配当&増配銘柄への投資を基本的なスタンスとしています。米国株はETFをメインに個別株を織り交ぜる形でポートフォリオを組んでいます。とにかく米国銘柄は株主還元の意識が日本とは比較にならない程高く、連続増配企業も数多くあります。...
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