こんにちは麒麟です。
今年も受験シーズンがやってきましたね。この時期になるとかつて自分が受験生でセンター試験や2次試験を受けた時のことを思い出します。
年に一度のテストで人生が左右されるイベントなんて、、もう2度と受験生には戻りたく無いですけどね 笑
今回ご紹介する明光ネットワークジャパン(4668)は個別指導大手で、運営する「明光義塾」に通っていた方もいるのではないでしょうか。
明光明光と言っていた頃が懐かしくも感じます。
明光ネットワークジャパンは個別指導大手
株式会社明光ネットワークジャパンは、個別指導塾「明光義塾」を運営する企業です。
小中高生向けの個別指導を専門としていますが、医系大専門予備校の東京医進学院も運営しています。
日本全国に直営&フランチャイズ展開しており、明光に小中高一貫で通う受験生もいると思います。
では明光ネットワークジャパンの経営戦略を少し見て見ましょう。
今般の新型コロナウイルス感染拡大に伴う当社事業への影響は甚大であり、厳しい経営成績となりました。
~中略~
第37期におきましては、新型コロナウイルスの影響により、大きな環境変化を迎えている中 で、ニューノーマルに合った「働きやすく、働きがいのある職場」を実現するとともに、業務改革の推進と生産性向上により「小さくてもたくましい本社・本部」を構築し、「収益性重視の会社・教室運営」に取り組んでまいります。
引用元:明光ネットワークジャパンHP>投資家情報>経営情報
IR情報より経営方針として収益性重視の会社・教室運営を実施していくと宣言しています。
コロナ禍による大幅な業績悪化を認めつつも、次の一手をどうするか具体的な方針は宣言されておりませんね。
例えばオンライン授業の推進で顧客の確保、等の抜本的な経営方針があると、株主としても安心するのですが、少し物足りなさを感じますね。
明光ネットワークジャパンの配当金と業績
明光ネットワークジャパンの配当利回りは、減配の影響もあり1.72%(2021/1/15時点)と上場企業の中では低めです。
まずは配当金です。
配当金
明光ネットワークジャパンの2016年からの配当金です。配当月は5と11月です。

2018年をピークに減配しています。
個別指導は面着が主流ですので、コロナ禍による3密回避は言わば致命傷です。
明光の様に面着での指導を本業とするビジネスモデルは、今後苦戦を余儀無くされますね。
業績と配当性向
次に2016年からの業績と配当性向です。

業績はコロナ禍による需要減で大幅に悪化しています。20年8月期は営業利益は赤字ですが配当は出しているため計算上はマイナスですが、実際の配当性向は理論上100%を超えています。
ご覧の様に利益以上の配当を出している年(配当性向が100%以上)が散見され、業績も安定しないことから投資対象としては割とリスクがありますね。
株価
過去5年間の株価の推移です。

2017年に1600円台を付けて以降、株価は右肩下がりです。業績と概ね連動して株価も下がっています。
業績が安定せず更に減配、業績UPの材料も特に無いため株価上昇のきっかけが無いです。
株主優待はクオカード
明光ネットワークジャパンの株主優待はクオカードです。保有株数により受け取れるクオカードの金額が異なります。
権利確定は8月末です。
優待内容 | 獲得株数 |
500円相当のクオカード | 100~499株 |
1000円相当のクオカード | 500~999株 |
1500円相当のクオカード | 1000株以上 |
また3年以上継続保有で1000円分増加するグレードアップ要件もあります。
クオカード優待の銘柄はリコーリース、みずほリースなんかもあります。


明光ネットワークジャパンはこれだけ業績悪いと今後優待廃止もあり得ますね。。
まとめ
明光ネットワークジャパンは、かつては高配当銘柄として人気でしたが、現時点では減配し、株主優待のクオカードもいつまで続くか分からない状態です。
以下まとめます。
・配当利回り:1.79%(2021/1/8時点)
・業績は右肩下がり
・株主優待はクオカード
明光に限らず個別指導業界は、コロナ禍による3密回避の考え方により、オンライン授業を取り入れるなど、ビジネスモデルの抜本的な変革が求められています。
飲食業と同様に変わらない者が淘汰されていく厳しい現実が待っていますね。
学生の頃に思い出のある学習塾。明光ネットワークジャパンには日本の教育を支えるべく頑張って欲しいですね。
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