日本株

マツダ(7261)を売却でかろうじて利確。配当狙いなら好きという理由だけで株式は買っちゃだめ

 こんにちは麒麟です。

 保有していたマツダ(7261)100株を692円で昼一に売却。たまたまですが14時の安倍首相辞任発表による景気敏感株下落前の瞬間最大風速で売り抜けました。

 もっと気長に待てば当然株価は上がる可能性は0ではありませんが、無配でわずかな貸株金利以外は利益を生まないニート状態だったので、コスパが悪く、利確し高配当銘柄への投資に充てるべくこのタイミングで売りました。

 元々車が好きでマツダの最近のデザインの良さにほれ込みコロナで株価が急落した3月に買いましたが、その後無配に転落し株価も急落。

 高配当&増配銘柄に投資し続けるスタンスとしては、決して手を出すべき銘柄ではありません。「作っている製品が好きだから」「ファンだから」という単純かつ感覚的な理由だけで銘柄を選んではだめですね。

マツダはここ3年で業績が悪化

出典:MAZDA HP CX-5

 マツダは広島市に本社を持つ中堅自動車メーカーです。基幹車種のCX-5を筆頭にSUVのラインナップが充実しています。

 ここ10年でインテリア・エクステリア・走行性能どれをとっても急成長しており、自身もマツダ車を所有している程マツダが好きです。

 利回りは3%台と平均をそこまで高い水準ではありませんでしたが、配当性向も2019年3月期で34.9%と無理して配当を出している状態ではありませんでした。

 しかし17年から業績が悪化し19年は更に悪化、元々悪化していたところにコロナ禍が直撃し配当性向が200%近くに上昇しています。

 配当性向だけに着目せず、直近5年間の業績のチェックが重要であることを身を持って体感しました。

 しかし、冷静になって業績を眺めると、この状況でよく買ったなという印象です。

元々業績が悪化⇒コロナショックで減配or無配のパターンに注意

 昨今減配or無配に転落している企業の共通点としては、ここ数年の業績・配当性向を見ると、悪化傾向&配当性向高目(無理して配当を出している)で、コロナ禍の消費落ち込みが決定打となっているパターンが散見されますね。

 マツダもこのパターンに当てはまります。

 マツダと同じ輸送用機器だと、日産が無配に転落しています(日産は身内の問題が大きいと思いますが)。

 連続増配○○年!という増配実績も一つの指標にはなりますが、配当性向&直近5年間の業績が健全である銘柄に投資することが、減配&無配転落リスクを下げることに繋がります。

キヤノン(7751)が30年ぶりに減配で株価暴落!配当性向と直近5年間の業績からすると当然の決定キヤノンが2020年7月の決算発表にて、業績悪化により中間配当を減配(160円⇒80円)すると発表。四半期ベースでは初の赤字決算となり、30年減配無しの圧倒的なネームバリューのあるキヤノンの減配発表は、世間に衝撃を与えました。...

まとめ

 まとめると以下の通りです。

ここ3年間の業績は良くない(悪化傾向)

配当性向と業績両方をチェックすることが大事

単純に応援したいという理由だけで銘柄選定してはダメ

 マツダは電気自動車の開発に本格的にシフトしてきているため、今後の成長性に期待していたことと、何よりマツダの車が好きなので、業績は気になっていつつも株価が下がった所で購入していました。

 本来株式投資の本質は、その企業の成長に期待して出資することなのでその企業を応援したければ出資したくなります。

 株式売買のタイミングもそうですが、個人的感情は株式投資には阻害要因になることが多いので、自分の中で取引ルールを決めておきいかに機械的に取引できるかがポイントですね。

 マツダ。。好きなんですけどね。

 高配当&増配銘柄への投資スタンスについては、こちらもご覧ください。

株式への投資をメインとし、債券、不動産などへ分散投資するスタンス日本株は配当金を目的とした高配当&増配銘柄への投資を基本的なスタンスとしています。米国株はETFをメインに個別株を織り交ぜる形でポートフォリオを組んでいます。とにかく米国銘柄は株主還元の意識が日本とは比較にならない程高く、連続増配企業も数多くあります。...

 

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