こんにちは麒麟です。
マヨネーズやドレッシングなど家庭の食に欠かせない調味料を主力商品とするキユーピー。コロナ禍による巣ごもり需要増加により、業績もまずまずですね。
高配当銘柄ではあまり見ない2.8月配当の銘柄です。高配当銘柄ではサムティなんかも2.8月配当ですね。

ここでは調味料大手のキユーピーについてご紹介します。
キユーピーは調味料大手
キユーピー株式会社は、マヨネーズなどの調味料を主力商品とする食品大手です。
商標はキューピーでは無くキユーピーです。創業は1919年と100年を超える歴史を誇り、主力商品であるマヨネーズは1925年から製造&販売しています。
キユーピーは2030ビジョンという中期経営方針を掲げております。

※キユーピーHP_IR情報より
重点領域はサラダとタマゴ、そして中国や北米といった海外事業の強化を図っていく、とあります。
特に北米のEC通販サイトでは「Kewpie Deep Roasted Sesame Dressing」というドレッシングブランドが好評で、売上高を伸ばしています。
今後は海外への事業展開と拡大がキユーピー成長のカギと言えそうです。
キユーピーの配当金と業績
キユーピーの配当利回りは、1.76%(2021/1/27時点)と上場企業の中では低めです。
まずは配当金です。
配当金
キユーピーの2017年からの配当金です。配当月は2と8月です。

19年度の45円には記念配当が含まれます。
キユーピーHPのIR情報の「配当金」の項目によると、株主還元の考え方として、配当性向35%以上を目標として掲げています。
配当余力を残しつつ、株主への還元意識が垣間見えます。
また、4年間(18~21年度)累計の総還元性向は50%以上を掲げているため、21年度は配当金45円が濃厚ですね(グラフでは下限の40円としています)。
業績と配当性向
次に2017年からの業績と配当性向です。

20年11月度は鶏卵相場や主原料費の高騰と、コロナ禍による需要低減の影響で減益しています。
注力する海外事業で挽回したい所です。
株価
過去5年間の株価の推移です。

2016年は一時3600円台まであった株価も、コロナ禍では1800円台と半分まで落ち込んでいます。現在は2400円台まで持ち越してきていますが、トレンドとしては右肩下がりであることが分かります。
コアなキユーピーファンでない限り、多く株数を保有することはおすすめできません。
株主優待はマヨネーズなど自社製品
キユーピーの株主優待はマヨネーズ、ドレッシングなどの自社製品です。保有株数により受け取れる金額が異なります。
権利確定月は5,11月です。
優待内容 | 獲得株数 | 獲得条件 |
自社グループ商品詰合せ (1000円相当) | 100株以上 | 6か月以上保有 ※3年以上保有で1500円相当 |
自社グループ商品詰合せ (3000円相当) | 500株以上 | 6か月以上保有 ※3年以上保有で5000円相当 |
ちなみに獲得条件の「6か月以上」の定義ですが、5、11月の時点で連続で株主名簿に同一株主名簿で2回連続記載されていることです。
権利確定月が11月のため、5月末の時点で買付け、そのまま11月の権利確定日まで保有していれば最短で貰えます。
マヨラーの方必見の優待内容です。また、3年以上保有で優待内容がグレードアップしますので、NISAで保有するか貸株対象から外して保有しましょう。
(参考)ソース大手のブルドックソースも優待は自社ソース

キユーピーとブルドックソースを保有していれば、調味料が優待で事足りそうですね。
まとめ
キユーピーは、コロナ禍の影響を除外しても、ここ5年間では業績は横ばいで株価はダウントレンドです。
ですが株主優待の自社製品は魅力的であることと、配当性向35%以上維持を掲げているため、株主への還元意識は示されています。
以下まとめます。
・配当利回り:1.83%(2021/2/2時点)
・配当性向35%以上を維持する方針
・株主優待はマヨネーズなど自社製品
正直な所キユーピーは100株だと23万円程度必要なこと(貸株したい)、保有年数による優待グレードアップ条件があることから、NISAで100株だけ保有したい銘柄です。
以下記事でも紹介していますのでぜひ参考にされてください。
