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伊藤忠商事(8001)は商社株の中では利回りは平均的だが、業績は抜群の安定感

 こんにちは麒麟です。

7大商社の中でも安定した業績を誇る伊藤忠商事。配当利回りも悪く無い商社の雄である伊藤忠商事の特徴をご紹介します。

伊藤忠商事は7大商社の中でも抜群の安定感

 伊藤忠商事株式会社は7大商社の一角を担う総合商社です。事業としては、繊維、金属、機械、エネルギー、食料、生活、金融と幅広く展開しています。

 ちなみに7大商社とは、三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事、丸紅、豊田通商、双日を指し、総じて商社株は高配当です。

三菱商事(8058)は株主還元意識の高い優良高配当株!コロナ禍で保有スタンスは?三菱商事は7大総合商社の中で、時価総額は伊藤忠商事に次いで第2位の大手商社です。資源、機械、食品、化学に強みがあります。直近5年間の業績は2016年を除いて好調ですが、本日の決算発表でEPS(1株当たりの利益)が135.47円、配当性向が98.9%とかなり高目で、コロナ禍の影響をもろに受けた状況となっています。...
双日(2768)が減配。配当金は業績連動型のためやむなしだが依然高配当  こんにちは麒麟です。 8/4の決算発表にて双日が減配(17円⇒10円)を発表しました。私も双日株を保有していましたが、減配した...
住友商事(8053)は商社株の中でも高配当銘柄。コロナショック前から業績は下降気味。住友商事株式会社は7大商社の一角を担う総合商社です。事業としては、金属、機械、インフラ、メディア&デジタル、生活、資源と手広く展開しています。...

 8/末のウォーレン・バフェットによる5大商社株の各5%買付の報道後株価が急騰しました。

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 伊藤忠商事は株価が1株当たり2800円前後と購入の金銭的ハードルがそこそこ高いです。

伊藤忠商事の配当金と業績

 伊藤忠商事の配当金と業績、配当性向を見てみましょう。

配当金は9年連続増配

 伊藤忠商事の配当金は配当性向(利益に対する配当金の割合)を30%前後に維持する方針を発表しています。

 配当金は2012年の40円から2021年の88円まで9年連続減配無しで増配傾向にあります。コロナ禍により業績悪化しましたが、21年度は84円⇒88円へしっかり増配しています。

 さすが商社の雄伊藤忠ですね。

業績と配当性向

 配当性向は30%前後を維持する方針です。

 ここ数年は業績の変動がやや大きいですが、16年は三菱商事や住友商事の様に赤字に転落せず減益で済んでいる点が、事業展開の幅広さの伊藤忠ならではの強みと言えますね。

まとめ

 伊藤忠商事は7大商社の一角で、配当利回りこそ商社株の中では平均的であるものの、コロナ禍の中で増配し、かつ配当性向も低めであることから、今後の増配も十分見込める銘柄です。

 以下伊藤忠商事についてまとめます。

・配当利回り:3.22%(9/16時点)

・配当性向:30%維持

・幅広い事業展開で商社株の中でも抜群の安定感

・株価が2800円前後(9/16時点)

・株主優待は無し

 伊藤忠商事は7大商社の中では利回りは平均的であるものの、その安定した経営基盤と今後の増配期待から、ぜひとも保有したい銘柄です。

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