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【2020年8月】KDDIなど通信株が暴落し、三菱商事など商社株が急騰。

 こんにちは麒麟です。

 蒸し暑い日が続きますが、8月も特定の銘柄で株価の大きな変動がありました。高配当銘柄にひたすら投資&長期保有のスタンスですが、必要に応じて利確、買い増しを行います。

長期保有が基本だが、必要に応じて利確と買い

 高配当投資に限らず、株式は安い時に買うが基本です。

 私の投資スタンスは、高配当銘柄を長期保有することですが、1年以上の配当金(つまり利回り以上)以上値上がりした場合は、基本的に利確します。

 そして業績は悪く無いのに必要以上に下がった銘柄は買いを入れます。8月は商社株が急騰し、通信株が急落しました。

8月の買い銘柄=通信株

KDDI、NTTドコモ、ソフトバンク

8月の売り銘柄=商社株

伊藤忠、三菱商事、三井物産、丸紅、住友商事

※独断と偏見です。投資は自己責任でお願いします。

8月のトピックス

 8月に大きく株価が変動した通信株と商社株について要因は以下の通りです。

菅政権発足懸念による通信株下落

 日本最長政権となった安部政権もついに終わりを迎えました。政権交代時は株価に影響が出やすいですが、菅官房長官が次期首相候補筆頭であることが報道された8/31を境に、KDDIなどの通信株が軒並み大暴落です。

 これは、菅官房長官は通信料金値下げを以前より訴えておりましたが、首相に就任することによる通信料金値下げへの懸念で大幅に売られています

 私もKDDIなど高配当通信株を保有していますが、下落底を見計らってKDDI、ソフトバンクを買い増ししました。利回りも改善されますからね。

KDDI(9433)は高配当&増配が見込まれる優良ディフェンシブ銘柄!5Gや他事業開拓で収益性高いKDDIは利回りが3.65%と高配当で配当性向も40%前半と配当余力をまだまだ残しています。また通信業は参入障壁の高い分野で、通信料金という固定収入があることが大きな強みがあり、コロナショックでもびくともしない収益体制が魅力的です。...
ソフトバンク(9434)は大手キャリア3社の中で最も高利回り!ソフトバンクは利回りが6.16%と高配当ですが、目を引くのは配当性向の高さ。ソフトバンクは配当性向が80%を超えており業績が順調に伸びなければ増配が期待できない状態です。...

 しかし、菅官房長官が次期主張筆頭という報道が出るだけで、これほど通信株の株価が下がるとは思いませんでした。KDDIなんて先週と比較すると1株500円も下がっていますからね。

 通信株が政治的影響を受けやすい特徴を改めて認識しました。

バフェットの5大商社買い

 もう一つのトピックは米国投資家であるウォーレン・バフェットによる日本5大商社株の購入です。

 5大商社とは伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、丸紅、住友商事です。バフェットは、バークシャー・ハサウェイの子会社National Indemnity Companyを通してこれら5大商社のそれぞれ5%に当たる株式を購入し、今後も9.9%まで買い増しする可能性を示唆しています。

 8月末に5大商社株価が急騰し、私も保有する三菱商事、住友商事は大きな含み益を抱える状態となり、住友商事は10%以上の含み益となったタイミングで売りに出しました。

三菱商事(8058)は株主還元意識の高い優良高配当株!コロナ禍で保有スタンスは?三菱商事は7大総合商社の中で、時価総額は伊藤忠商事に次いで第2位の大手商社です。資源、機械、食品、化学に強みがあります。直近5年間の業績は2016年を除いて好調ですが、本日の決算発表でEPS(1株当たりの利益)が135.47円、配当性向が98.9%とかなり高目で、コロナ禍の影響をもろに受けた状況となっています。...

 一投資家の動向でここまで株価が動くほどの影響力があるとは驚きですね。

まとめ

 私は高配当株の中でも金融、商社、通信を特に好んで保有するため、8月はちょっとしたリバランス期間となりました。

 やはり市場の動向を常にチェックすることは重要で、KDDIなんて先週と比較して1株500円も安く買えますからね。

 やはり暴落に備えて、ある程度の現金比率を保ちながら機会を待つことは重要ですね。

 普段手が出しにくい高配当株を安く購入できるように、現金比率を高めておきたいと思います。

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